心地よい空間づくりのポイントと家具の選び方
2021.02.10 部屋のレイアウト食事や家族団欒、勉強や仕事、趣味など、多くの時間を過ごす「部屋」。
部屋の居心地を大きく左右するのは、毎日触れて、毎日目にする家具です。
暮らしと心を豊かにする家具を選ぶコツを知り、暮らしやすく過ごしやすい素敵な部屋を作りましょう。
暮らしと心にマッチする家具を選ぶ3つのポイント
1:使いやすさ
当然ですが、テーブルや椅子といった家具は毎日使う物です。
見た目が気に入っていても、使いにくければ意味がありません。
高さや幅が自分に合っているか、生活動線の邪魔をしないか、座り心地や肌触りが心地良いか、求めている容量の収納ができるかといった点をチェックしましょう。
2:素材と色
家具には、様々な素材があります。
木目が美しい無垢材や突き板は、値段は少し高くなりますがどんな部屋にも調和しやすく丈夫な素材です。また、同じ木材であっても、傷に強いウレタン塗装と木の肌触りを楽しめるオイル仕上げは全く異なるので、自分の暮らしにマッチした方を選びましょう。
ガラスの天板はモダンですが、破損の危険や何かを置いた時の音が気になる場合は避けたほうが無難です。
また、経年による色や肌触りの変化を楽しめる革や、肌触りの良い毛足の長いラグなどは、メンテナンスが面倒な人には向きません。
奇抜な色ではなくナチュラルな優しい色を選ぶことも、家具選びを失敗しないコツです。
3:価格
高い家具イコール良い家具という訳ではありませんが、価格の高い家具は丈夫で長持ちすることが多いのも事実です。
また、上質な家具は、子や孫へ受け継いでいくことが可能です。
しっくりこない安価な家具を短いスパンで買い替えるよりも、お気に入りの家具を長く愛用する方が、結果として安く済み、満足感も高いでしょう。
家具を選ぶポイントは様々ですが、今回はポイントを3つにに絞ってお伝えしました。
心が満たされる家具を選び、暮らしを豊かなものにしていきましょう。
「豊かさ」とは消費ではない!本当の「豊かさ」とは?
「豊かさ」という言葉に、どんなイメージを持っていますか?
次から次へと新しい商品が登場し、ものが雑多に溢れる毎日。汚れたり壊れたりしても、お金を出せばすぐに新しいものが手に入る。
もしも、そんなイメージを持っているなら、それは時代遅れの考えかもしれません。
近年、「豊かさ」の定義は変わりつつあります。お金を出せば手に入る物質的な幸福ではなく、心が満ちることを「豊かさ」と感じる人が増えているのです。
部屋や家具においても、同じことが言えます。
数年で買い替えることを前提とした脆弱な家具や、使い勝手の悪い家具、部屋に馴染まない家具を使っていては、心は満たされません。
使いやすく機能的で、他の小物とも調和し、長く共に年をとっていける家具が、心を満たしてくれる豊かな家具と言えるのではないでしょうか。