スツールとは?あると便利なスツールの種類と後悔しない選び方をご紹介
2021.08.31 スツール
チェアとスツールの違いって何?どう使えばいいの?
今回はみなさんのそんな疑問にお答えします。オススメの商品もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
スツールとは背もたれやひじ掛けのない椅子のこと

スツールとは、背もたれや肘掛けのない、簡素な構造の腰掛けのことです。その起源は古く、簡素な丸太や石などを座具として用いたのが始まりと言われています。
現代では、木製、金属製、布張り、革張りなど、様々な素材やデザインのスツールが存在し、住宅の様々な場所で補助的な椅子として、あるいはインテリアのアクセントとして活用されています。
また、スツールの最大の魅力はその汎用性の高さです。
玄関先で靴を履く際の腰掛け、リビングでちょっとした物を置くサイドテーブル、キッチンで一時的に腰掛ける椅子、子供部屋の遊び道具や踏み台など、様々なシーンで活躍します。
軽量で持ち運びが容易なため、必要な時に必要な場所へ手軽に移動できるのも利点です。
オットマンとの違いは?

さて、スツールと混同されやすいものに「オットマン」があります。オットマンも通常、背もたれや肘掛けのない点でスツールと共通していますが、その主な用途が異なります。オットマンは、ソファや椅子の前に置いて足を乗せるためのものです。これにより、よりリラックスした姿勢でくつろぐことができます。
つまり、スツールは「座る」ことを主な目的とするのに対し、オットマンは「足を乗せる」ことで休息をサポートする役割が強いと言えます。もちろん、オットマンを臨時の腰掛けとして使用することも可能ですが、その形状や高さは、足を乗せることを前提としているため、長時間座るのには適さない場合があります。
このように、スツールとオットマンは形状が似ているものの、その主な機能と使用シーンには明確な違いがあります。それぞれの特性を理解することで、より快適で機能的な空間づくりに役立てることができるでしょう。
スツールの主な用途・使用されるシーン
スツールは、そのシンプルでコンパクトな形状ゆえに、実に多様な用途とシーンで活躍します。まさに「縁の下の力持ち」的な存在と言えるでしょう。
①腰掛け

まず、住宅内における主な用途として挙げられるのは、補助的な腰掛けとしての役割です。
玄関先では靴を履く際やちょっとした荷物置きとして、リビングでは来客時の臨時の椅子として、ダイニングでは人数が増えた際の予備の椅子としてなど、必要な時にサッと取り出して使える手軽さが魅力です。
特に、一人暮らしやコンパクトな住まいでは、場所を取らないスツールが重宝されます。
②シチュエーションに応じた多機性

また、スツールは多機能な家具としても活躍します。安定感のあるしっかりとしたスツールは、サイドテーブルやナイトテーブルの代わりとして、飲み物や小物を置くのに便利です。
デザイン性の高いスツールであれば、単体で置いても空間のアクセントとなり、インテリアのポイントになります。
③踏み台

さらに、子供がいる家庭では、踏み台としての用途も見逃せません。高い場所にあるものを取る際や、洗面台で手を洗う際に、安全にステップアップできる道具として役立ちます。
軽量で子供でも扱いやすいものが多く、角が丸くなっているなど安全に配慮されたデザインも豊富です。
④その他

その他、店舗やオフィスなどでもスツールは幅広く活用されています。受付や待合スペースでの一時的な腰掛け、カフェやバーのカウンター席、アパレルショップでの試着時の腰掛けなど、場所を選ばずに設置できるのが強みです。最近では、スタンディングデスクと組み合わせて、疲れた時に座って作業するための椅子としても注目されています。
このように、スツールは「座る」という基本的な機能に加え、置く、飾る、踏み台にするなど、様々な役割をこなすことができる非常に便利な家具です。その汎用性の高さから、私たちの暮らしの様々なシーンで、さりげなく、しかし確実に快適さをサポートしてくれる存在と言えるでしょう。
スツールの種類
デザインや形状によってスツールはいくつかの種類に分けられます。今回は、わたしたちWOWの仲間、「旭川木工センター」に加盟しているメーカーのスツールも実例として紹介します。
丸型スツール
やわらかい印象を与える丸型スツールは、クセが少なく、どこに置いても違和感のないスタンダードなデザインです。インテリアとして置いておくだけで映えますね。花や写真立てなど、静物の飾り棚としても応用できます。
四角型スツール
カッチリした印象のある四角型スツールは、安定感抜群。書斎の本棚の近くに置けば、腰かけや踏み台として活躍してくれそうです。
ハイスツール
ハイスクールは、カウンターキッチンと最高に相性のいいスツールです。複数揃えて並べるだけで文句なしのインテリアに。自宅にバーカウンターをつくりたい方はぜひ。
スタッキングスツール
複数のスツールを揃えたいあなたには、スタッキング(重ね収納)スツール。使わないときにはコンパクトに仕舞える賢い家具です。「急な来客が多い」「年に何度か親戚が集まって料理を囲むことがある」という方にも、使い勝手のいいスツールとなってくれるでしょう。
ソファスツール

ソファスツールとは、革やファブリックなどの素材で作られたスツールのことを差します。ソファスツールを「オットマン」と呼ぶこともあります。
オットマンとは、ソファの足掛けとして使われる家具のことです。ソファスツールとオットマンの区別はそこまで厳密ではなく、定義する人によって呼び方は異なります。
スツールのメリット・デメリット
スツールは、そのシンプルさ故に多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットも持ち合わせています。
スツールのメリット
- 省スペース性
背もたれや肘掛けがないため、非常にコンパクトで場所を取りません。狭いスペースにも置きやすく、使わないときは隅に移動させるのも容易です。
- 軽量性、可動性
ほとんどのスツールは軽量に作られており、持ち運びが簡単です。家の中の様々な場所で手軽に使用でき、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。
- 多用途性
座るだけでなく、サイドテーブル、踏み台、荷物置きなど、様々な用途に活用できます。アイデア次第でさらに多様な使い方が可能です。
- デザインの豊富さ
素材、形状、色など、非常に多様なデザインのスツールが存在します。インテリアのアクセントとして取り入れやすく、空間の雰囲気を手軽に変えることができます。
- 比較的安価
一般的に、背もたれや肘掛けのある椅子に比べて構造がシンプルなため、比較的安価に入手できるものが多いです。
- 開放感
背もたれがないため、空間の視覚的な遮りを少なくし、開放感を維持するのに役立ちます。
スツールのデメリット
- 長時間の着座には不向き
背もたれがないため、長時間座ると姿勢が安定しにくく、疲れやすい場合があります。リラックスしてくつろぐのには適していません。
- 収納力がない
椅子によっては座面の下に収納スペースがあるものもありますが、一般的なスツールには収納機能は期待できません。
- 立ち座りに補助がない
背もたれや肘掛けがないため、立ち座りの際に体を支えるものがなく、足腰に不安のある方には不向きな場合があります。
これらのメリット・デメリットを理解した上で、使用する場所や目的に合わせてスツールを選ぶことが大切です。短時間の使用や、多目的な活用を考える場合には非常に便利なアイテムと言えるでしょう。
スツールの選び方
どんなスツールを選べばいいのでしょうか。基本的には、デザインで決めるもよし、使うシーンで決めるもよし。幅広い用途で使いたいなら、デザインがシンプルなタイプがよいでしょう。使うシーンや用途を絞るなら、より目的に適した形状を選ぶのがベターです。
以下に、スツールの選び方のポイントをピックアップしました。あくまでも「この考え方なら、このスツールがいいかもしれない」という基準の一つを示すという意図ですので、参考程度にご覧ください。
用途・目的 | おすすめのスツール |
---|---|
どこでも座れる腰かけがほしい | 丸型スツール・四角型スツール |
踏み台がほしい | 丸型スツール・四角型スツール |
来客時に椅子を増やしたい | スタッキングスツール |
靴を履くときに腰かけたい | 丸型スツール・四角型スツール |
キッチンカウンターで飲食がしたい | ハイスツール |
インテリア性を重視したい | ハイスツール(数揃えると見栄え〇) |
調理の待ち時間にキッチンで過ごすことが多い | 四角型スツール |
ソファの大きさをあと少しだけ拡張したい | ソファスツール |
旭川家具メーカー「WOW」おすすめのスツール
以下では旭川家具メーカーWOWのスツールを紹介します。
【四角】wedge stool
ビスやネジを一切使用していないwedge stool。微妙に湾曲した座面が絶妙な座り心地を実現しています。
サイズ :W420 D310 H415 mm
【四角】KAKU STOOL
ふるさと納税の返礼品としても大好評のスツールです。熟年の職人が丹念に一つ一つ手作りあげるこのスツールは、ビスやネジを一つも使っていないのが特徴です。ちょっとした踏み台や休憩用の腰掛、玄関用とあらゆる生活シーンに合わせてお使いいただけます。
サイズ:W410 D270 H440 mm
【丸】MARUスツール
あらゆる生活シーンに活躍する、賢いスツール。玄関で靴を履くときにはもちろんのこと、ダイニングやリビングではお客様がきたときの補助椅子として、またはドレッサーやデスクの椅子としても最適です。
スタッキングが可能なので収納にも困りません。
サイズ :W270 D270 H435 mm
【丸】PALAPELI STOOL
ポップで可愛らしいカラーが特徴の子供向け家具PALAPELIは、フィンランド語で『ジグソーパズル』という意味があります。さまざまな色とカタチを組み合わせ豊かな想像力を育てます。
サイズ
まる:φ296 H266mm
さんかく:W255 D236 H266mm
しかく:W235 D235 H266mm
さいごに
北海道旭川の家具メーカー「WOW」は、イージーカスタム・カスタムオーダーを得意とする家具メーカーです。幅や奥行のカスタムもおまかせください。ご要望があれば、あなたの暮らしのスタイルに合わせて、ぴったりの家具をご用意します。まずはお気軽にご相談ください。