家具インテリアの品質にこだわるべき理由とは?北欧家具に学ぶライフスタイルの美学
2020.12.24 読み物日本でもファンの多い北欧インテリア。
今や北欧テイストの家具や雑貨はブームにとどまらず、インテリアの定番として根強い人気を得ています。
北欧家具が長きに渡って世界中から愛されている理由には、彼らのライフスタイルが大きく関係しています。
見た目や雰囲気だけではない、北欧家具の魅力を探っていきます。
- 長く厳しい冬が北欧家具を育んだ
- お気に入りの家具やインテリアに囲まれて過ごすことは、心を豊かにしてくれる
インテリアを楽しむ北欧の文化
北欧家具とは、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの北欧諸国で作られた家具のことを指します。
その特徴はなんといってもシンプルで洗練されたデザインと、長く使える実用性と機能性を兼ね備えていること。
名作と言われる家具には北欧のものが数多く存在します。
特に座り心地にこだわる北欧ならではですが、デザイナーが手がけた椅子が有名です。
デンマークの建築家であるアルネ・ヤコブセンは、セブンチェア、エッグチェア、スワンチェアなどを生み出し、レプリカも作られるほどの人気ぶり。
またハンス・J・ウェグナーのYチェアやエーロ・アールニオのボールチェアなど、時代を超えて愛される不朽の名作がたくさんあります。
「憧れのデザイナーズチェアがある」という方も多いのではないでしょうか。
なぜこれほどまでに北欧家具が発展してきたかというと、理由の一つに北欧の長く厳しい冬の気候が挙げられます。
寒さに加えて日照時間が短く家にいる時間が長くなるため、「家の中で快適に心地よく過ごす」という考えが根底にあると言います。
北欧の人々は上質なインテリアを楽しみ、家具には納得いくまでこだわります。
メンテナンスをしながら、何十年と受け継いで使い続けることは当たり前。
それを可能にする北欧家具の品質の高さは言うまでもありませんが、本当に気にいったものを長く愛用するという価値観が根付いています。
ゆえに北欧には、ヴィンテージ家具や数十年経っても輝きが衰えない名作があるのですね。
数年で買い替えてしまうことが少なくない日本とは違って、家具は受け継ぐものという考え方があります。
毎日をお気に入りの家具やインテリアに囲まれて過ごすことは、心を満たし豊かにしてくれることでしょう。
こだわりの空間が豊かなライフスタイルにつながる
自分のリズムや家族との時間を大切にする北欧の人たちは、毎日の生活を大切にします。
仕事は効率的に済ませて帰宅し、日本のように時間に縛られて働くことはありません。
こだわって選んだお気に入りの椅子に座りながら、コーヒーを片手に家族と楽しいひとときを過ごす。
そんな日常の一コマが心を豊かにすることを理解しています。
だからこそ毎日を過ごす空間には美しく洗練されたデザインを求め、上質で長く使えることを重視します。
彼らにとって家具とは単なる生活道具ではなく、ライフスタイルを充実させるために欠かせないものと言えるでしょう。
本物の家具にしかない価値
いかがでしたか?
北欧の文化には、私たちの生活をより豊かにしてくれるヒントがたくさんあります。
こだわって選んだお気に入りの家具は、毎日の生活を楽しく彩り豊かなものにしてくれるでしょう。
北欧家具のシンプルなデザインは、日本の住宅にもなじみ取り入れやすいと言われています。
『日常の暮らしに喜びを見つける』という北欧のライフスタイルに学んで、一生ものの家具を選んでみてはいかがでしょうか。