圧迫感のない本棚の選び方とは?お部屋をすっきり広く見せるポイントを解説
2025.09.09 キャビネット/シェルフ
「お気に入りの本をきれいに並べたいけれど、本棚を置くと部屋が狭く見える…」そんなお悩みを抱えていませんか?本棚のような大きな家具は存在感が強く、お部屋の圧迫感につながりやすいものです。
しかし、本棚のサイズやデザイン、置き方を工夫すれば、収納を増やしながらも開放感のあるすっきりとしたお部屋に仕上がります。
本記事では、北海道旭川の家具メーカー「WOW」が圧迫感を感じない本棚の選び方や配置のコツについて詳しく解説します。
本棚が部屋を狭く見せるのはなぜ?圧迫感の正体

画像引用:WOW SORAHE ロー
本棚を置くと部屋が狭く見えるのは、スペースを占有するからだけではありません。本棚のデザイン、素材や色、置き場所によっても圧迫感を感じてしまう場合があります。
さらに、本棚に書籍や雑誌が隙間なく並んでいると、見た目が窮屈になりがちです。以下では、本棚を置くと部屋が狭く見える理由について詳しく解説します。
背の高さによる視界的な圧迫感
背の高い本棚は収納力が高い反面、視界を遮るため圧迫感が出やすいデメリットがあります。さらに、本棚に本がびっしり詰まっていると、ゆとりがなく重い印象になりがちです。
そのため、背の高い本棚を選ぶ際は、圧迫感を抑えたデザインのものを選ぶと良いでしょう。また、配置やディスプレイを工夫するのもひとつの方法です。
重厚感を生む「素材」や「色」による影響
本棚を置くと部屋が狭く感じられる原因には、本棚の素材や色も大きく関係しています。
例えば、透明感のあるガラスやアクリルなどは視線を通すため、広がりを感じやすくなります。鏡面仕上げや光沢のある素材なら、光を反射するため、明るく開放的な空間に仕上げられます。
しかし、光を反射しないマットな素材や柄や装飾が強いもの、金属のような厚みのある素材は存在感が強く圧迫感を感じやすいのが特徴です。
また、白や黄色などの明るい色は「膨張色」と呼ばれ、空間を広く見せる効果があります。一方、黒やダークブラウン、濃紺などの暗めの色は「収縮色」といわれており、重厚で高級感を感じられる反面、空間が狭く見せやすい点がデメリットです。
そのため、広さを出したい場合はホワイトやベージュなどのナチュラルカラーや透明な素材、開放感を抑えて落ち着きを出したい場合はダークカラーやマットな素材を選ぶなど、目的に合わせて工夫することが大切です。
置く場所によっては空間が分断されてしまう
本棚は置く場所によっても、部屋の広さの感じ方が大きく変わります。例えば、部屋の中央に大きな本棚を置くと空間が分断され、視覚的に狭く見えてしまいます。
また、入り口から大きな家具がすぐに目に入ると奥行きを感じにくくなり、圧迫感が強まりやすいです。
そのため、本棚を配置する際は「視線の抜け」を意識することが大切です。部屋を見渡したときに窓や奥の壁へ自然に視線が通るようにすると、空間が広く感じられます。
ただし、圧迫感だけを優先して通路や生活動線を妨げてしまうと、かえって使いにくい部屋になってしまいます。広さと快適さのバランスを意識しながら、配置を考えることが重要です。
部屋をすっきり!圧迫感のない本棚を選ぶための3つのポイント

画像引用:WOW SORAHE オリジナル
部屋をすっきり見せるためにも、圧迫感を感じさせない本棚を選ぶことが大切です。以下では、本棚を選ぶ際の3つのチェックポイントを紹介します。
隙間を生む「形状」と「素材」で抜け感を出す
1つ目のポイントは、視線や空間の「抜け感」を意識することです。視線が向こう側に通るような「形状」や「素材」に着目しましょう。
例えば、背面のないシェルフタイプのデザインやガラス扉を採用した本棚は、開放感や透明感を与えてくれます。
また、収納方法にも工夫が必要です。例えば、本を隙間なく詰め込むのではなく、あえて何も置かないスペースを残したり、余裕を持たせた収納にしたりするのがおすすめです。
ぎっしり詰まった本棚よりも、抜け感を活かした収納の方が軽やかで開放的な印象になります。
空間を有効活用する「サイズ」と「奥行き」の目安
2つ目のポイントは、部屋の広さや天井の高さに合わせて「サイズ」と「奥行き」を選ぶことです。
背が高すぎる本棚は視界を遮って圧迫感を与えやすく、逆に小さすぎると収納力が不足して本来の役割を果たせません。
そのため、部屋の広さや天井の高さと、収納したい本の大きさや冊数とのバランスを考えることが大切です。
ロータイプ(高さ〜100cmまで)
視線を遮断しにくく、圧迫感が少ないのが特徴。子ども部屋やリビングなど、子どもでも取り出せるのがメリット。ただし、収納量は低め。
ミドルタイプ(高さ120〜150cmまで)
圧迫感を抑えつつ収納量も確保できるちょうどいいサイズ感。リビングや寝室など、お部屋を問わず取り入れやすいのが特徴です。
ハイタイプ(高さ180cm〜)
ハイタイプは高さがさまざまで、なかには、天井に届くタイプもあります。収納力が圧倒的に高い反面、圧迫感を与えやすい点がデメリット。また、転倒の危険があるため、転倒防止金具や耐震グッズなどの安全対策が不可欠です。
本棚の奥行きは、収納する本のサイズによって変わります。まずは収納したい本を決め、必要な奥行きサイズを把握したうえで、本棚を選びましょう。
- 文庫本・コミック…15~20cm程度
- 雑誌・写真集など…25~30cm程度
本棚を置く「配置」で空間を最大限に広げる
3つ目のポイントは、本棚の置き場所を工夫することです。配置方法によって、お部屋の空間の見え方は大きく異なります。
例えば、背の高い本棚よりも背の低い本棚の方が、圧迫感を与えません。さらに、部屋を緩やかに仕切る役割も果たせます。
また、壁に沿って設置すれば奥行きが強調され、開放感があります。
置き場所に悩む場合はデッドスペースを活用しましょう。ドアの上や窓の下、階段下など普段使われない場所に棚を設ければ、無理なく収納を増やせて部屋をすっきりと保てます。
空間を区切らず圧迫感のない本棚|WOWの「BOOK RACK」

画像引用:WOW BOOK RACK
ブランコをイメージしたデザインが特徴の「BOOK RACK」。脚の側面や上面に板を設けておらず、部屋に圧迫感を与えません。
棚と脚はしっかり密着しており、安定感も抜群です。接合部にはネジや金具を使わず、フィンガージョイントを採用しているため、緻密でシンプルな仕上がりになっています。
棚板はわずかに傾斜しており、本が取り出しやすい工夫もされています。高さは約83cmのロータイプで、リビングから子ども部屋まで幅広い空間に馴染むデザインです。
限られた空間でもおしゃれで機能的に使える本棚をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
WOW公式オンラインショップまとめ
圧迫感のない本棚を選ぶときは、背の高いタイプよりも低めを意識し、明るい膨張色や抜け感のあるデザインのものに着目するのがおすすめです。
さらに、壁際やデッドスペースなど空間を遮らない配置を心がければ、部屋はぐっと広く見えてすっきりした印象に。収納と開放感を両立するためにも、これらのポイントを取り入れてみましょう。
「圧迫感のない本棚」は、ただ本を収納する家具ではなく、限られた空間を広々と快適に見せてくれます。ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、自分のライフスタイルに合った一台を見つけてください。
無料カタログ請求はこちら > WOW公式オンラインショップ