狭い部屋に本棚を置く際に押さえておきたい4つのポイントと本棚の選び方

2025.12.10 ブックラック
狭い部屋に本棚を置く際に押さえておきたい4つのポイントと本棚の選び方

一人暮らしのワンルームや1Kにお住まいで本棚を探しているけれど、「部屋が狭いから本棚で空間を圧迫したくない」「部屋を広く使いたい」とお悩みではありませんか?

限られたスペースでも、本棚の選び方と置き方さえ工夫すれば、圧迫感なくおしゃれに本を収納することはできます。

今回は、あまり広くない部屋でも安心な「狭い部屋に適した本棚」の選び方やレイアウトのコツを解説します。

狭い部屋に本棚を置く際に押さえておきたい4つのポイント

狭い部屋に本棚を置く際に押さえておきたい4つのポイント

本棚を置くための事前採寸

本棚を購入する前には、玄関から設置場所までの搬入経路、壁足元にあるコンセントの位置を把握し、コンセントをふさいでしまわないように気をつけましょう。

チェックすべき具体的項目
  • 設置スペース:高さ、幅、奥行き
  • 障害物:コンセント、スイッチ、エアコンの配管、梁(はり)
  • 搬入経路:玄関ドアの幅と高さ、廊下の幅

特に完成品の本棚を購入する場合は、搬入経路を通るかどうかもメーカーの仕様書で必ず確認しましょう。

通路幅を確保した配置

本棚を配置する際は、人が通る動線の通路幅として最低でも60cm程度は確保しておくのが一般的です。

家具で空間が埋まると部屋が狭く見えるだけでなく、日常生活で圧迫感やストレスを感じる原因になります。また、災害時の避難経路を塞いでしまうリスクもあります。

ベッドと本棚の間やデスクと本棚の間は、椅子を引くスペースやしゃがんで本を取る動作も考慮し、ゆとりを持たせておきましょう。

もし60cmが確保できない場合は、背の高い本棚よりもロータイプの本棚を選び、視界を遮らない工夫をしましょう。

インテリアに馴染む本棚の木材

狭い部屋に置く本棚は、壁の色や、床のフローリングの色に近い木材を選ぶと部屋全体の雰囲気に馴染んでくれます。

濃いダークブラウンや黒などの家具は引き締まって見えますが、狭い部屋では重厚感が出すぎて圧迫感が強まってしまう側面があります。

オークやタモ材などの明るいナチュラルカラーの木材であれば、圧迫感を減らせるという特性があります。

素材選びのヒント
  • 壁が白い場合:ホワイト系の塗装仕上げ、または明るいメープル材
  • ナチュラルな部屋にしたい場合:床色に合わせたオーク材やタモ材

背板がないオープンシェルフタイプなら、壁が見えることで抜け感が生まれ、部屋が広く感じられます。

地震対策

本棚は重量があるため、設置場所によっては、地震発生時の転倒は命に関わります。賃貸で壁に固定のための穴を開けられない場合でも、必ず対策をしておきましょう。

賃貸で使えるグッズ
  • L型器具:壁に穴を開けず、強力な粘着ゲルで壁と家具を固定します
  • 突っ張り棒:家具の天板と天井の間で突っ張ります。天井の強度確認が必要です
  • 転倒防止板:家具の手前下部に挟み込み、壁側に傾斜させることで倒れにくくします

突っ張り棒 + 転倒防止板のように、併用することで強度は上がります。

狭い部屋でも使いやすい本棚の選び方

狭い部屋でも使いやすい本棚の選び方

本棚のサイズ・デザイン

ワンルームの狭い部屋に置くのにぴったりな本棚を選ぶなら、奥行きが浅いか、背が低いかの二択になります。

一般的な本棚の奥行きは30cm程度ですが、文庫本やコミックが中心なら奥行き17〜20cmの薄型で十分です。

薄型であれば、背が高くても床の占有面積が減り、部屋が広く使えます。逆に、奥行きがある場合は、高さ90cm以下のロータイプを選ぶことで、視界を遮らず、天板の上をディスプレイスペースとして活用できます。

収納物のサイズ目安
  • 文庫本・新書・コミック:奥行き15〜20cmの薄型ラックが最適
  • 雑誌・A4ファイル・専門書:奥行き30cm前後が必要 この場合はロータイプ推奨

「大は小を兼ねる」という発想で奥行きが深い本棚を選ぶと、無駄なスペースが生まれて部屋を圧迫してしまうので要注意です。

棚板を動かせる可動タイプの本棚も選択肢に

限られたスペースで収納量を最大化するには固定タイプの本棚よりも、棚板の高さを自由に変えられる可動タイプがおすすめです。

棚の位置が固定されていると、本の上にデッドスペースができたり、逆に入れたい本が入らなかったりします。

棚板の間隔を細かく調整できれば、隙間なく本を詰め込むことができ、同じ設置面積でも収納力が倍近く変わることもあります。

下段には重くて大きい雑誌や画集を、目線の高さにはお気に入りの表紙の本を、上段には文庫本などの本を配置するのがいいでしょう。

狭い部屋に本棚をおしゃれに置くためのアイデア2つ

狭い部屋に本棚をおしゃれに置くためのアイデア2つ

WOW|BOOK RACK

デッドスペースを使う本棚配置

部屋の角や、家具と家具の間のわずかなデッドスペースにはまる本棚を選びましょう。

意外と見落としがちな部屋の角や、クローゼットの横、ドアの裏などのデッドスペースを活用することで、生活空間を圧迫せずに蔵書を収めることができます。

本棚を間仕切りとして活用する

本棚を壁に付けず、あえて部屋の中央やベッドサイドに配置し、間仕切りとして活用する方法です。

ワンルームは玄関からベッドが丸見えになったり、食事と就寝のスペースが混在しがちなので、本棚でプライベートな空間とくつろぐ空間を分けることができます。

また、間仕切り用途には、背板がなく、両側から本が取り出せるオープンシェルフが最適です。

  • 光を通す:向こう側が見えるため、部屋の中央に置いても圧迫感が少ない。
  • 両面使い:ベッド側からは読みかけの本を、リビング側からは雑貨やグリーンを飾るなど、多機能に使えます。

間仕切りにする場合、背が高すぎると壁ができたように感じて部屋が暗くなってしまいます。天板の上に小物を置けるだけのゆとりを持たせましょう。

狭い部屋も広々と。圧迫感のないWOWの「BOOKRACK」

狭い部屋も広々と。圧迫感のないWOWの「BOOKRACK」

WOW|BOOK RACK

「BOOK RACK」のコンセプトは、空間を区切らず、圧迫感を感じさせない「軽くてオープンな本棚」。

側板や上部の板をあえて取り払い、脚のみで支える独自の構造にすることで、遠目から見るとまるで揺れているブランコのような、軽やかな浮遊感を実現しました。

棚板には傾斜があり、本の背表紙が読みやすく、お気に入りの表紙を飾った際にも美しく映えるよう工夫されています。

また、背面まで同じ素材で丁寧に仕上げられているため、壁際に置くだけでなく、空間を緩やかに仕切るパーテーションのように、部屋の中央などお気に入りの場所に自由にレイアウトして楽しむことができます。

限られた空間でもおしゃれで機能的に使える本棚をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

WOW公式オンラインショップ

まとめ:狭い部屋こそ「抜け感」と「安全性」を意識した本棚選びを

限られたスペースに本棚を置くことは、決して不可能ではありません。今回ご紹介したように、「動線の確保」「圧迫感のない素材・サイズ選び」「万全の地震対策」のポイントをしっかり押さえることで、生活空間を狭めることなく快適な読書環境を作ることができます。

背板のないオープンタイプの本棚や、今回ご紹介したWOWの「BOOKRACK」のように視線が抜けるデザインを選ぶことは、狭い部屋を広く見せるための最も効果的なテクニックです。また、間仕切りとして活用すれば、ワンルームでもメリハリのある生活空間が生まれます。

本棚は一度購入すると長く付き合う家具です。デザインだけでなく、安全性や将来のレイアウト変更までイメージして、あなたの部屋にぴったりな本棚を見つけてみてください。

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