「疲れない椅子」を目的にした工業デザインの椅子なども存在しますが、疲れない椅子を買っても、結局正しい座り方ができていなければ意味がないのです。

逆に言えば、正しい座り方さえ知っていれば、「味気のないワークチェアよりも、おしゃれなデザインの木製椅子がいい」という人にとっては選択肢が広がるのではないのでしょうか。

高品質の家具は、孫の世代にも使ってもらえるくらい長持ちします。

せっかく良い椅子を買うのなら、正しい椅子の座り方も知ってほしいーー！

そこで今回は、正しい椅子の座り方についてまとめてみました。最後に、WOWおすすめの背筋がピンと伸びる「おしゃれで疲れにくい椅子」も紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね。

正しい座り方のポイント4つ

骨盤を立てることで、骨盤が正しい位置にある姿勢で座ることができ、疲れにくくなります。

POINT 1.  椅子に深く座る

椅子に座る時に少し前かがみになり、お尻を椅子の一番後ろまで引いてから座ります。そうすることで自然に椅子に深く座ることが出来ます。

POINT 2. 骨盤を左右水平にする

椅子に座った時に、肩、膝の位置が左右水平になるように意識してみてください。そうすると、自然に骨盤が左右水平になるんです。

この骨盤が左右水平になっている姿勢に保つことで、身体への負担が軽減されますよ。

POINT 3. 骨盤を立てる

背筋を伸ばして座った時、座骨が椅子の座面にきちんとあたっているのが、骨盤がまっすぐ立ってる姿勢です。座った時に上半身を前後に傾けてみると、座骨が椅子の座面にしっかり当たるところが見つかります。その姿勢をいつも意識してみましょう。

ぜひ、椅子に座る前にこの3つのポイントを思い出して、正しい座り方を意識してみてください。

POINT 4. 足裏が床につくようにする

正しく座る姿勢をキープするには、椅子に深く腰かけたときに、足裏がベタっと床につく状態でなければなりません。床から足裏が離れてブラブラしてしまう椅子は、あなたの身長に合っていない可能性があります。

以下は、身長別に理想の座面の高さを整理した表です。座面の高さとは、お尻をあずける面、つまり「座面」から床がどれくらい離れているかという尺度のことです。

身長（cm）	座面の高さ（cm）
145	38.75
150	37.5
155	38.75
160	40.0
165	41.25
170	42.5
175	43.75
180	45.0

座る姿勢を間違えると何が問題なのか？

デスクワークなどで、骨盤を立てていない状態で長時間座っていると、背骨のクッションの役割をしている椎間板が圧迫されます。その結果、腰痛、最悪の場合は椎間板ヘルニアになってしまいます。

また、骨盤を立てる座り方が出来ていないと、重たい上半身を支えるために背骨をまるめて頭を前にし、いわゆる猫背になることでバランスを取ります。それが、肩こりの原因になります。

骨盤は内臓を支える役割もしています。体に負担がかかる姿勢を続け、骨盤が歪むと、骨盤の上に乗っている内蔵が骨盤の中に落ちてしまいます。それにより、代謝や血流が悪くなり、下半身太りにもつながってしまうんです。

骨盤や背骨の歪みが深刻化してしまうと腰痛や肩こりが慢性化し、直すのが難しくなってしまうので、骨盤を立てた座り方を意識して正しい座り方を習慣化させましょう。

できるだけ「長時間座り続けない」習慣を身に着けることも大切

ずっと座り続ける前提だと、人間工学的にすぐれた椅子であっても、結局は疲れてしまいますし、腰痛などの健康障害につながってしまいます。

大切なのは、適度に立ったり、歩いたりして、身体の負担を軽減する日々の習慣なんです。

40～60分おきに椅子から立ち上がり、身体をリラックスさせましょう

その習慣さえ心がけていれば、インテリアに合わないワークチェアでなくても大丈夫。

「疲れやすいから仕方なく」好みに合わない椅子を選ぶのではなく、お部屋に馴染あなた好みの素敵な椅子を選ぶことができますよ。

座る姿勢を正しく保つ椅子でデスクワークを快適に

「half chair」は、「国際家具デザインコンペティション旭川」で名誉あるゴールドリーフ賞を受賞し、2013年には栄えあるグッドデザイン賞を受賞した作品です。

浅く座ることが基本姿勢であるチェロ演者からヒントを得、背筋を真っ直ぐにして背骨を支えるように設計しています。

基本の座面の高さは43.9cm。デフォルトの状態では、170～175cmの身長の人が快適に座れるようになっています。しかしご安心ください。ハーフチェアの脚カットを無料で承ります。

机と椅子のカット承ります。サイズオーダーならWOWにおまかせください

1972年創業のWOWは、日本六大家具のひとつ北海道旭川を拠点とする家具メーカーです。幅・奥行き・脚の長さ・引き出しの数を変更するイージーカスタムや、お客様のご要望を形にして提案するカスタムオーダーを得意としています。全国からの問い合わせ・配送も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

対象の製品であれば、お好みの高さに椅子やテーブルの脚をカットすることができます。「あともうちょっと低ければ……」という、その“あともうちょっと”にしっかりお応えします。

脚カットで高さ調整できる製品

右から「half chair」「MARCH TABLE」「スツール系全般」。

オンラインショップで下見をする 電話で直接聞きたい 資料が欲しい

まとめ