正しい椅子の座り方とは?|パソコンや勉強に適した疲れない座り方について。
2022.05.13 チェア「良い机と良い椅子を買ったのに、座っていて疲れる」
ひょっとすると、姿勢が良くないのかもしれません。
この記事では、医学的に正しい座り方を紹介した後に、目的に合わせた座り方のポイントを解説させていただきます。
記事の最後では、お子さんが勉強する際の正しい姿勢についても紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
医学的に正しい椅子の座り方4つ
お医者さんが指定する医学的に正しい椅子の座り方というものが存在します。具体的には以下の三つです。
- 軽くアゴを引いて背筋を伸ばす
- お尻を背もたれに密着させる
- ひざは股関節と平行か、わずかに高くなるようにする
- 座面の端と、ひざの裏側はこぶし一つ分開ける
これらのことを意識することで、長時間座った時にも疲れにくくなります。しかし、現代の仕事や勉強の環境では、これだけでは不十分なことも多いため、目的別に細かい内容を紹介させていただきます。
パソコン業務をする場合の正しい座り方3つ
パソコンを使用して作業する場合は、先ほどお話した「医学的に正しい座り方」の他に、3つのことに注意する必要があります。
- 顔とモニターの距離は40cm離す
- 画面は目の位置よりやや下に来るようにする
- アゴを引く(画面位置が正しくないと、アゴが上がってしまう)
また、マルチディスプレイを使用されている方は、それぞれのディスプレイの高さを揃えることで負担を減らすことができます。
姿勢が正しくても、選ぶ椅子が悪ければ結局疲れが溜まってしまいます。以下の記事では、疲れにくい椅子の選び方を解説すると共に、オススメの椅子についても紹介させていただいておりますので、より疲れにくい環境を作りたい方のお役にたてるかと思います。
お子さんが勉強する時の正しい姿勢
ご自分だけでなく、お子さんが勉強する時の姿勢も重要です。座って疲れてしまうようでは集中力が持続せず、勉強にも身が入りません。子供の頃に正しい座り方のクセをつけておくことで、疲れにくい姿勢で勉強を続けることができます。
お子さんが勉強する際、気をつけたいポイントは以下の通りです。
背もたれに背中を当てる習慣をつける
背もたれに背中が当たっていると、猫背になりにくいメリットがあります。そのために、背もたれと同じ位置まで深く座り、背筋を伸ばすことを意識すると良いでしょう。
ヘソと机の天板の高さを同じにする
この時、ヘソと天板の間はこぶし一つ分空けると正しい姿勢を保つことができます。また、天板にひじを置いたとき、90度になるようにすることが理想とされており、疲れにくい姿勢を保つ一つの目安となります。
座った際、ひざは直角になるようにする
椅子に座った際、お尻だけに負担がかかるのと、お尻と足の両方で体重を支えるのとでは疲れ方が全然違います。そのためには、ひざが直角になっている必要があるため、机と共に椅子の高さも調整する必要があります。
原因はお子さんによってさまざま
お子さんに上記のことを指摘しても、お子さんの姿勢が直らない場合は別の原因があるのかもしれません。例えば、小学校低学年のお子さんの場合は、椅子を机に引き寄せる力が弱い可能性があり、高学年の場合は、引き寄せること事態を面倒くさがってそのまま机に向かってしまうなど、さまざまな原因が考えられます。
原因を突き止め、ご家庭で正しい姿勢をクセづけることができれば、学校で勉強する際も自然と正しい姿勢で集中して勉強できることでしょう。
まとめ
医学的に正しい座り方を理解し、目的に合わせた座り方を意識することで疲れにくい姿勢で作業や勉強を続けることができます。
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