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家具の色がバラバラでもおしゃれに見せる方法について。

2023.01.23 部屋のレイアウト

洗練されたインテリアといえば、「色が統一された空間」というイメージを抱きがちですが、統一されすぎた空間というのも、躍動感が失われてしまうこともあります。

むしろ、カラフルなほうが、空間に生き生きとしたエネルギーを与えてくれることもあります。今回は、家具の色がバラバラであることを、あえて「強み」と考え、その個性を生かすためのアイデアを実践的な視点で紹介します。

「いっそ模様替えしてリセットしようかな……」「愛着のある家具ばかりで、断捨離するのもしのびない」という方は、ぜひ参考にしてください。

家具の色がバラバラでもおしゃれに見せる基本的な考え方

空間ごとに、主役となる家具があります。たとえば、リビングならソファ、ダイニングならテーブル、寝室ならベッド。これらの家具の色を軸に考えると、その他の家具の色の組み合わせ方を考えやすくなります。

主役の家具の色がはっきり定まったら、「カラーホイール」（下記の画像）をイメージしながら規則的な配色をしていきましょう。「カラーホイール」とは、インテリアデザイナーが配色を考えるときによく用いる有名なものです。カラーホイールをみながら、組み合わせを考えるとイメージが湧きやすくて楽しくなりますよ。

色の組み合わせを考えるときは、

といった方法が有効です。試してみてくださいね。

家具の色を絞りきれなくても、おしゃれに見せる方法はあります。以下に、7つのアイデアを紹介します。

家具の色を絞るのが難しいときは、小物も含めてあえてカラフルにするのも選択肢の一つです。空間全体がカラフルで賑やかな雰囲気になれば、家具の色のバラつきはむしろプラスにはたらき、違和感なく馴染むようになります。

近年ではDIYペイントが流行っています。「この家具さえ色を変えることができたら……」と思ったときは、いっそDIYで塗装して色を周囲に馴染ませるとよいかもしれません。

植物の鉢、花瓶、キッチン用品、食器、コップ、絵、ランチョンマット、ラグマット、テキスタイルなど……家具以外のインテリアの色や素材を合わせることで、空間の統一感が際立ちます。空間の雰囲気や色味に統一感が生まれれば、家具の色のバラつきは、逆に個性となっておしゃれに見せることができます。

素材もまた、インテリアの印象を左右するテーマのひとつ。家具の色がバラバラでも、素材にテーマ性を感じるようにすれば、まとまりがよくなることもあります。

どうしても色のバラつきを抑えられない場合は、色が似ている、あるいは同色の家具をグルーピングしてまとまりを演出するのも手です。「できるだけ近い色の家具を近くに置く」という発想でトライしてみてください。

とくにリビングで応用できるアイデアですが、ラグマットでバラバラの家具の色にまとまりを生み出す方法もよいでしょう。テーブルや椅子の色がバラバラでも、たとえば黒いラグマットの上に配置するのです。これをインテリアデザインの世界では「インテリアの重心」ということもあるそうです。

テキスタイルは、色をまとめるのに役立つおしゃれな織物です。たとえば、ダイニングの椅子の色がバラバラなら、背もたれに同色のテキスタイルをかけてみましょう。あるいは、棚の色が周囲とちぐはぐなら、テキスタイルで目隠しをするのもいいですね。

家具の色だけでなく、インテリアのテイストをまとめるというのも、空間をおしゃれにコーディネートするポイントです。定番のテイストでいうと、

が挙げられます。家具の色のバラつきを工夫する前に、そもそもどんなインテリアのテイストに寄せていくべきかを考えておくと、方向性が明確になり、迷いが少なくなります。

テイスト選びの参考にどうぞ

今回は家具の色がバラバラでもおしゃれに見せるアイデアを紹介しました。バラバラの色を強みと考え、躍動感のある空間づくりにチャレンジしてみてくださいね。

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