丸テーブルで後悔する理由は?|特徴・メリット・デメリット。
2023.03.16 家具の選び方円形型をした丸テーブル。おしゃれなデザインのものが多いので、購入を検討している人もいるのではないでしょうか。しかし、実は丸テーブルは買ってから後悔する人も多いようです。
そこで今回は、北海道旭川の家具メーカー「WOW」が丸テーブルで後悔する理由を、特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説します。購入して後悔する前に、丸テーブルの特徴などを知っておきましょう。
丸テーブルを使って後悔する主な理由3つ
丸テーブルを使って後悔する理由としては、以下が挙げられます。
①意外とスペースをとる
丸テーブルは意外にスペースをとるため、使いにくいことが挙げられます。丸テーブルは名前のとおり、円形の形をしているため、椅子を配置する際、四方に配置しなければなりません。
椅子と組み合わせると椅子の置き場所が限られることから、ある程度のスペースを確保することが必要になるのです。
②一人当たりの天板面積が小さくなる
丸テーブルは複数人で使うと、天板面積が小さくなるという特徴も。長方形のテーブルの場合は角があるため、4人座っても1人分のスペースがしっかりと確保されていますが、丸テーブルの場合は角がないため、長方形のテーブルよりも狭いです。
さらに真ん中のスペースが空いてしまうため、1人当たりのスペースに置ける食器の量などに限りがあります。
③インテリアの雰囲気に合わない
丸テーブルは、その独特な形状ゆえ、インテリアの雰囲気によってはミスマッチする可能性もあります。「テーブル単体でみると素晴らしいが、実際に配置してみると何か違う……」ということも。
丸テーブルの特徴
円形型の丸テーブルは、その形からやわらかい雰囲気に合いやすい家具のひとつです。ここでは、そんな丸テーブルのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット
- 大きめの丸テーブルであれば人がたくさん座れる
- コミュニケーションがとりやすい
- 角がないので小さいお子さんが頭や顔をぶつけたときの衝撃が少ない
- やわらかい印象があるため、やさしい雰囲気を与えられる
デメリット
- 壁につけて配置することができない
- 小さめの丸テーブルだと使用人数が限られる
- 配置するためにある程度のスペースを確保する必要がある
- レイアウトを考えるのが難しい
丸テーブルをおすすめできる人の特徴3つ
丸テーブルの特徴やメリット・デメリットを踏まえた上で、丸テーブルを使用するのがおすすめの人をご紹介します。たとえば、どんな人が丸テーブルを使用するのに向いているのでしょうか。
①室内に十分な広さがある人
丸テーブルの使用がおすすめなのは、家の中に丸テーブルを置けるだけの十分な広さがある人です。
丸テーブルは意外とスペースをとる形状をしているため、十分な広さが確保されていないと、室内を移動する際に邪魔になってしまう可能性も。そのためにも、ゆとりのあるスペースを確保した上で配置するようにしましょう。
②小さな子どもがいる人
丸テーブルは、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめの家具です。前述したとおり、丸テーブルには長方形のテーブルと違って角がありません。
そのため、お子さんが室内を移動するときに頭や顔をぶつけてケガをする際の衝撃も少ないので、安心して使用できます。
③1~2人暮らしを前提で考えている人
丸テーブルは、1~2人暮らしを前提で考えている人にもおすすめです。一般的なダイニングテーブルの場合だと、1人分のスペースとして幅60cm×奥行き40cmの広さが必要だといわれています。
1~2人の使用であれば、小さめの丸テーブルでも十分にスペースを確保することができるため、テーブルの上の狭さに悩まされる心配もないでしょう。
丸テーブルで後悔しない選び方5つ
使い勝手のよくない印象のある丸テーブルですが、購入するときに選び方を工夫をすることで後悔せずに買うことができますよ。ここでは、丸テーブルの後悔しない選び方をご紹介します。
①家族用なら楕円のテーブルを検討する
家族など複数人で使う丸テーブルなら、円形ではなく、楕円形のテーブルを検討するといいでしょう。楕円形であれば円形よりも多い人数で座ることができるので、座る人数が制限されることもありません。
②折り畳み式を検討する
丸テーブルが場所をとることに悩んでいるなら、折り畳み式の丸テーブルを選んでみるのもおすすめです。折り畳み式であれば、使わないときは畳んでおくことができるため、場所に悩む必要はありません。
③紙や段ボールで天板を再現して体感してみる
丸テーブルがある空間をイメージできないときは、どれくらいの場所が必要になるのかを知るためにも、紙や段ボールを使って天板を再現してみるのもいいでしょう。再現することで、どれくらいの大きさかを体感できるので家に置いた場合のイメージもつきやすいです。
④来客用のテーブルを別途用意しておく
丸テーブルに座ることができる人数が限られている場合は、いっそのこと丸テーブルは家族用にして、来客があったときに使える来客用のテーブルを別に用意しておくという方法もあります。そうすることで、急な来客があっても対応することが可能です。
⑤丸テーブル以外の選択肢も考えておく
どんなに丸テーブルが欲しくても、家の間取り上、配置することが難しい場合もあります。その場合は、今の家では一旦丸テーブルを使うことは諦めて、長方形や半円形など他の形のテーブルを選択することも候補に入れておくといいでしょう。
四角いテーブルを選ぶメリット
丸テーブルにメリットがあるように、四角いテーブルにもメリットがあります。四角いテーブルを選ぶメリットは以下のとおりです。
- 4つの辺があるので1人分のスペースが明確
- 使わない辺は壁につけることができる
- 置く場所を選ばずに配置することが可能
- 他の家具や家電に馴染みやすい
このように四角いテーブルでは、丸テーブルでは叶えられない空間づくりができます。四角いテーブルといえども、以下の写真のようにさまざまな高さや形状をしたテーブルがあるので、家の家具や家電に合わせて選ぶのがおすすめです。
便利な伸長式テーブル(脚カットでサイズ調整可)
サイズとカラーをみてみるすべてのテーブルに共通して気を付ける点は「高さ」
丸テーブルでも四角いテーブルでも、購入する際に共通して気を付けるべきはテーブルの「高さ」です。ここでは、テーブルの高さを考える際にどのような点に気を付ければいいのかをご紹介します。
ポイントはテーブルと椅子の高さのバランス
大事なのは、テーブルと椅子の高さのバランスです。椅子に座ったときにテーブルの天板がどこにあるのかをしっかりと確認する必要があります。なぜなら、そのバランスによって座り心地や居心地が左右されてしまうからです。
このバランスは、テーブルの天板と椅子の座面の高さ「差尺(さじゃく)」によって判断されます。
バランスが悪いと使い心地や見た目に影響が出る
テーブルと椅子の高さのバランスが悪いと、使い心地が良くないのはもちろんのこと、見た目にも影響が出てしまう可能性があります。
そのため、最適なテーブルと椅子の高さを計算した上でテーブルと椅子、それぞれの高さを調整するようにしましょう。
最適なテーブルと椅子の高さを計算する方法
最適なテーブルと椅子の高さは、以下の計算式で導き出すことができます。
(身長×0.55)÷3-2=差尺(cm)
身長別の座面の高さ早見表
身長(cm) | 座面の高さ(cm) |
---|---|
150 | 37.5 |
155 | 38.75 |
160 | 40.0 |
165 | 41.25 |
170 | 42.5 |
175 | 43.75 |
180 | 45.0 |
家族で使うテーブルと椅子は「身長が大きい人を基準」にするのがおすすめ
ダイニングテーブルとダイニングチェアのように、家族共有の家具を選ぶ場合は、「身長が大きい人を基準」にすると失敗が少なくなります。
なぜなら身長が低い人は、座面用クッションや足置き(フットレスト)などの工夫で椅子の高さを調整できるからです。お子さんが成長したときのことを考えると、全体的に調和がとれるようになります。
テーブルと椅子の脚カットを承ります。サイズオーダーならWOWにおまかせください。
1972年創業のWOWは、日本六大家具のひとつ北海道旭川を拠点とする家具メーカーです。幅・奥行き・脚の長さ・引き出しの数を変更するイージーカスタムや、お客様のご要望を形にして提案するカスタムオーダーを得意としています。全国からの問い合わせ・配送も承っておりますのでお気軽にご相談ください。
対象の製品であれば、お好みの高さに椅子やテーブルの脚をカットすることができます。「あともうちょっと低ければ……」という、その“あともうちょっと”にしっかりお応えします。
脚カットで高さ調整できる製品
右から「half chair」「MARCH TABLE」「スツール系全般」。
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- 意外とスペースをとる
- 1人当たりの天板面積が小さくなる
- インテリアの雰囲気にミスマッチする可能性がある
- 大きめの丸テーブルであれば人がたくさん座れる
- コミュニケーションがとりやすい
- 角がないので小さいお子さんが頭や顔をぶつけたときの衝撃が少ない
- やわらかい印象があるため、やさしい雰囲気を与えられる
- 壁につけて配置することができない
- 小さめの丸テーブルだと使用人数が限られる
- 配置するためにある程度のスペースを確保する必要がある
- レイアウトを考えるのが難しい
- 家族用なら楕円のテーブルを検討する
- 折り畳み式を検討する
- 紙や段ボールで天板を再現して体感してみる
- 来客用のテーブルを別途用意しておく
- 丸テーブル以外の選択肢も考えておく