ダイニングテーブルの選び方は?色・素材・脚の数・サイズ・形状について。

2023.03.20 家具の選び方
ダイニングテーブルの選び方は?色・素材・脚の数・サイズ・形状ごとに解説。

ダイニングテーブルは、ダイニングの主役であり、室内全体の印象を大きく左右する家具です。ぜひとも、納得のいくダイニングテーブルを選びたいものです。

この記事では、旭川家具メーカーWOWが、「ダイニングテーブルの選び方」をテーマに、判断材料のポイントごとに詳しく解説します。

この記事を読めば、ダイニングテーブル選びは「色」「素材」「塗装」「脚の数」「形状」「サイズ」「椅子のスペース」の7つの観点が大切だということを理解でき、自分のなかでハッキリとどんなテーブルを選ぶべきかイメージできるようになりますよ。

記事の最後のほうでは、「ダイニングテーブルを置くスペースが狭い」という悩みを持つ方におすすめのスリムコンパクトなダイニングチェアも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ダイニングテーブルを色で選ぶ

ダイニングテーブルはダイニング空間の主役。もっとも目立つ家具となりますので、ダイニングテーブルの色はインテリア全体のテーマに合うものを選びましょう。

では、インテリアのテーマに合う色とは何なのでしょうか。色の決め方は大きく分けて2パターンです。

①テイストのテーマ色に合わせる

たとえば次の写真のように、ナチュラルモダンテイストをコーディネートする場合、テイストのテーマ色は「白」と考えることができます。

①テイストのテーマ色に合わせる

このケースにおいてダイニングテーブルは、やはり白で合わせるか、あるいはアクセントを加える意図で黒やグレーにするという選択肢もありえます。

どうしても気に入ったテーブルを選びたい場合はどうする?

「インテリアテイストのカラーには似つかわしくないかもしれないが、デザインに惚れてしまった」という方のために、色が合わない場合でも違和感なく馴染ませるコツを教えましょう。そのコツとは、ダイニングテーブルで使われているカラーを別のところにも取り入れることです。

たとえば極端な話、上記のナチュラルモダンテイストの写真で、「黄色のダイニングテーブルを使いたい」としましょう。その際は「黄色」がキーカラーとなりますので、家具・雑貨・調理器具に黄色をちりばめて取り入れるのです。すると、黄色が“差し色”として機能し、意味のある色として空間になじむようになります。

②床の色にテーブルを合わせる

色に迷ったときは、ダイニングテーブルを床の色に合わせるのが無難です。床がブラウンなら、ダイニングテーブルもブラウンに。ナチュラルカラーなら、ナチュラルカラーに。シンプルですが、もっとも色を馴染ませやすい方法といえるでしょう。インテリアコーディネートに自信がない人にもおすすめです。

ダイニングテーブルを素材で選ぶ

ダイニングテーブルの代表的な素材は、ガラス・木材・メラミンが挙げられます。

ガラス素材の特徴

  • 透明感があり、空間が広く見える
  • モダン系のインテリアに合う
  • 傷がつきやすい

木材の特徴

  • 「いい家具」の代名詞である樹種を選べる
  • 使い込むほど味わいが増す
  • メンテナンスしやすい
  • 傷や汚れも風合いとして楽しめる
  • 料理を直置きすると輪染みになるので注意

メラミン素材の特徴

  • 傷・汚れ・水に強い
  • 小さい子どもの作業スペースとしても使える

ガラス素材はやや上級者向けなので、一生モノの家具として長く使い続けるなら、木製のダイニングテーブルがやはり定番です。ウォールナット・メープル・ナラなど、良質家具の代名詞ともいえる樹種が多数あります。

ダイニングテーブルを塗装で選ぶ

木材のダイニングテーブルを選ぶときに忘れてはならないのは、塗装の種類です。塗装には大きく分けて2種類存在します。傷のつきやすさ・メンテナンスのしやすさ・風合いの変化といった点において違いがあります。

ウレタン塗装の特徴

  • 表面に特殊な樹脂をコーティングしたもの
  • 傷・汚れ・水分に強い
  • サッと水ぶきしてメンテナンスできる
  • 木の質感・風合いを感じにくい
  • 一度傷がつくとカバーしにくい

オイル塗装の特徴

  • 木にオイルを馴染ませたもの
  • 木の質感・肌ざわりを楽しめる
  • 木の風合いの変化を楽しめる
  • 傷がついたら表面を削って綺麗にできる
  • 定期的にオイルメンテナンスが必要
  • メンテナンスを繰り返すことで「育てる」楽しさがある

「天然木ならではの特徴を活かしたい」という方には、育てる楽しみがあるオイル塗装がおすすめです。長く使えば使うほど愛着がわき、まさに“一生モノの家具”としてお使いいただけます。

「いつまでも綺麗に使い続けたい」という方は、サッと水ぶきして汚れがとれるウレタン塗装が選択肢に入ります。大きな傷がつくと修復が難しいこともありますので、その点は要注意です。ただし、傷もまた木製ダイニングテーブルの審美的な価値のひとつですから、どうか愛着をもって使い続けてくださいね。

ダイニングテーブルを脚の数で選ぶ

意外に見落としがちなダイニングテーブルの脚。生活のスタイルやシーンに合わせて、脚の数を選ぶようにしましょう。

1本脚の特徴

  • 圧迫感が少なくなる
  • 配置がしやすい
  • 様々な椅子の形状に合わせやすい
  • カフェテーブルみたいにおしゃれ
  • 脚に足がぶつかるのでストレスを感じることも

2本脚の特徴

  • スッキリ見える
  • 座る人数が限られる
  • ベンチと合わせてスタイリングするとおしゃれ
  • 「リビングダイニング」タイプに合わせやすい

4本脚の特徴

  • どんなインテリアにも合わせやすい定番
  • 定番ゆえにデザイン豊富
  • 4人以上で使えるため来客にも対応できる

3人以上の家族構成を前提で考えるなら、やはり4本脚のダイニングテーブルが無難です。一方、インテリアスタイルに明確なテーマがある、家族構成が3人以下を想定しているなどの場合は、こだわりを重視して1本・2本脚も選択肢に入ると思います。

ダイニングテーブルを形状で選ぶ

丸型と四角型、あなたはどちらを選びますか? 見た目の印象も大切ですが、ダイニングテーブルの形状は、暮らしやすさと直結する重要な要素ですので、以下の基準を参考に検討してみましょう。

丸いダイニングテーブルの特徴

  • デザイン性が高い
  • 空間にやわらかい印象を与える
  • 圧迫感が少ない
  • 特定のインテリアと相性抜群
  • 一人あたりのスペースが少ない
  • 料理を並べにくい
  • 空間効率が悪い
  • 壁付け設置ができない
  • 4人家族用は大型が必要

四角いダイニングテーブルの特徴

  • 丸型よりも一人あたりのスペースを確保できる
  • 料理を並べやすい
  • 圧迫感がある
  • 壁付け設置できるので融通がきく
  • 3人以上の家族構成が使いやすい
  • リビングとダイニングのメリハリが生まれる

楕円型のダイニングテーブルの特徴

  • 四角型よりもやわらかい印象があり、丸型よりも人数が座れる
  • 大きさによっては4人以上が座ることができる
  • どんなインテリアにも合わせやすい

失敗が少ないのは、やはり王道の四角型ダイニングテーブルです。こだわりの強い方は丸型も選択肢に入りますが、機能的な面で制限があることを理解しておきましょう。

「四角型にしたいが圧迫感が気になる」という方は、楕円型ダイニングテーブルは検討する価値があるといえます。

ダイニングテーブルをサイズで選ぶ

最後に、ダイニングテーブル選びで最も大切なサイズの選び方について紹介します。

2人分のサイズ基準は「80㎝×80㎝」

2人分のサイズ基準は「80㎝×80㎝」

4人分のサイズ基準は「80㎝×145㎝」

4人分のサイズ基準は「80㎝×145㎝」

4人分の大きめサイズ基準は「90㎝×180㎝」

4人分の大きめサイズ基準は「90㎝×180㎝」

ダイニングテーブルを椅子の座面の高さ(差尺)で選ぶ

当然ですが、ダイニングテーブルを選ぶ際は、ダイニングチェアとの組み合わせも考慮しなければなりません。ダイニングテーブルと机の高さのバランスは、「差尺(さじゃく)」で適正を求めることができます。差尺とは、テーブルの天板と椅子の座面の高さの差のことです。

ダイニングテーブルを椅子の座面の高さ(差尺)で選ぶ

差尺は簡単な計算式で求めることができます。

(身長×0.55)÷ 3-2=差尺(cm)

たとえば、あなたの身長が165cmだとしたら、理想の差尺は

(165×0.55)÷ 3-2=28.25

となりますので、差尺は約28cmが理想ということになります。

すぐわかる!身長別の差尺一覧表

身長(cm)差尺(cm)
15025.5
15526.4
16027.3
16528.3
17029.1
17530.0
18031.0
※身長は5cm刻み
※計算で出た数値は小数点第一以下切り捨て

ダイニングセットは椅子のスペースも重要な視点

ダイニングテーブルの悩ましいところは、ダイニングスペースにきちんと収まるかという点です。椅子を後ろに引いたときに十分なスペースがあるかを考慮しなければなりません。

ポイントは、ダイニングテーブルと壁との距離です。わかりやすい目安は75㎝です。それくらいの距離がとれていれば、椅子に座っていても狭苦しい思いをしなくて済みますよ。

ダイニングセットは椅子のスペースも重要な視点

どうしてもスペースを75㎝確保できない場合は、スリムコンパクトなダイニングチェアを検討してみましょう。WOWの人気製品「ハーフチェア」は奥行35.2㎝なので、一般のチェア(奥行40~50㎝)に対して、約15㎝くらいコンパクトな形状となっています。

ダイニングセットは椅子のスペースも重要な視点
ダイニングスペースをスリムに有効活用できるチェア
ダイニングセットは椅子のスペースも重要な視点

テーブルと椅子の脚カットを承ります。サイズオーダーならWOWにおまかせください

1972年創業のWOWは、日本六大家具のひとつ北海道旭川を拠点とする家具メーカーです。幅・奥行き・脚の長さ・引き出しの数を変更するイージーカスタムや、お客様のご要望を形にして提案するカスタムオーダーを得意としています。全国からの問い合わせ・配送も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

対象の製品であれば、お好みの高さに椅子やテーブルの脚をカットすることができます。「あともうちょっと低ければ……」という、その“あともうちょっと”にしっかりお応えします。

テーブルと椅子の脚カットを承ります。サイズオーダーならWOWにおまかせください

脚カットで高さ調整できる製品

脚カットで高さ調整できる製品

右から「half chair」「MARCH TABLE」「スツール系全般」。

脚カットで高さ調整できる製品
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オンラインショップで下見をする 電話で直接聞きたい 資料が欲しい
脚カットで高さ調整できる製品

まとめ

ダイニングテーブルを色で選ぶ
  1. テイストのテーマ色に合わせる
  2. 床の色にテーブルを合わせる
ダイニングテーブルを素材で選ぶ

ガラス・木材・メラミンが代表的な素材だが、一生モノの家具として使い続けるなら木製のダイニングテーブルがおすすめ。

ダイニングテーブルを塗装で選ぶ

ウレタン塗装は傷・汚れ・水分に強い。オイル塗装は木の質感・肌ざわり・経年変化を楽しめる。木の高級感を楽しむならオイル塗装がおすすめ。

ダイニングテーブルを脚の数で選ぶ

3人以上の家族構成を前提で考えるなら、やはり4本脚のダイニングテーブルが無難。

ダイニングテーブルを形状で選ぶ

丸型はおしゃれだが1人あたりのスペースが少ないため、料理をたくさん置いたり、3人以上で使ったりするなら四角型か大きめの楕円型がおすすめ。

ダイニングテーブルをサイズで選ぶ
  • 2人分のサイズ基準は「80㎝×80㎝」
  • 4人分のサイズ基準は「80㎝×145㎝」
  • 4人分の大きめサイズ基準は「90㎝×180㎝」

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