ロボット掃除機がもっと使いやすくなるダイニングチェア | テーブルに浮かせるチェアでルンバブルに。
2023.09.13 家具の選び方ロボット掃除機は、掃除の手間を減らしてくれる便利な家電アイテム。しかしロボット掃除機が活躍するには、導線をしっかり確保しなければなりません。ロボット掃除機がスムーズに動けるスペースづくりが、“ルンバブル”な住まいに必要な条件です。
今回のテーマは、「ロボット掃除機を活かすダイニングづくり」。汚れやすいダイニングは、ロボット掃除機にぜひとも活躍してほしいところですよね。
ここでネックなのは、ダイニングチェア。4脚揃えると、床下がごちゃごちゃしてしまうため、ロボット掃除機が非常に動きにくい状態になります。
具体的にいうと、ダイニングセット含めた「脚」の数は、全部で20。テーブル脚4本×1+チェア脚4本×4ですので、かなりの数になります。そんなスペースをロボット掃除機が移動するのは、かなり大変です。
そんなときは、ダイニングチェアを「浮かせる」という工夫で対処しましょう。ダイニングチェアを浮かせてロボット掃除機の導線を生み出せば、「床がごちゃごちゃしてロボット掃除機が動きにくい」という問題を即座に解決できます。
以下では、ロボット掃除機に適したダイニングチェアについて、要点を整理しながら、「浮かせる」という目的にふさわしいダイニングチェアをご紹介します。
ルンバブルなダイニングチェアの特徴
ルンバブルなダイニングチェアを選ぶために、注目すべきポイントについて見ていきましょう。
①女性でも楽に持ち上げられる軽さ
女性が片手でも楽に持ち上げられる軽さがあれば、ルンバが掃除する時間に合わせてじゃまにならない場所に配置換えすることもできます。
ダイニングチェアは家族の人数分が必要になるので、移動することを考えると、軽量なものの方がよりルンバブルな家具であると言えます。
②ダイニングテーブルに掛けられる
ダイニングテーブルの周りは、チェアも含めると脚がたくさんあり、ロボット掃除機が入りにくくなっていることが多いです。
下図のように、テーブル天板にチェアの座面をかけるようにするとロボット掃除機の導線がスムーズになりますよ。
③脚が細くてスマート
先ほどもご紹介したとおり、ロボット掃除が通るのに必要なスペースは、高さ10cm 幅40cmです。ダイニングチェアにおいても脚が細いスマートなものを選べば、ロボット掃除も無理なく通ることができるでしょう。
また、脚が低く重厚感のあるチェアと比べて床の空間に抜けができるので、ほこりが溜まりにくいというメリットもあります。
ルンバブルなダイニングチェア「half chair」シリーズ。
half chair op.1 half chair op.2ここで、WOWの「half chair」シリーズをご紹介します。
「half chair」シリーズのデザインはチョン・ウジン氏。建築や産業デザイン、家具製作を学び、多くの受賞歴を持ちます。
コンセプトは、座る人の背筋を真っすぐに保ちながら背骨を支えるチェア。チェロ奏者、バイオリニスト、フルート奏者などのクラシック音楽の奏者に適しています。座面を1/2にするという大胆な発想でオリジナリティあふれるデザインとなりました。
「Op.2」(オーパスツー)とはクラシック音楽において「第2作品」という意味です。第1作品となる「Op.1」は、ウジン氏がIFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)でゴールドリーフ賞を受賞し、その後、WOWが製品化。2013年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
この「half chair」シリーズは、以下のような面で「ルンバブル」な特徴があります。
持ち運びやすい軽さ
「half chair」シリーズは通常のチェアに比べて座面が半分であることで、持ち運びしやすい軽さを実現しています。
重さは約2.5〜3kg、女性でも片手で持ち上げることができます。
コンパクトなサイズ
「half chair」シリーズは通常のチェアよりもハーフサイズなため、ダイニングスペースを広く使うことができます。コンパクトサイズなサイズのhalf chiarは、床面積に余白を作り出し、ルンバが動きやすい空間にすることができるのです。
ロボット掃除機が通れる脚の幅
「half chair」シリーズは脚の幅が約49cmあるため、余裕を持ってルンバを通すことができます。脚も細いので、床まわりを清潔感のある軽やかな雰囲気にしてくれるでしょう。
テーブルに掛けられる
「half chair」シリーズを逆さにして座面をテーブルに掛けることで、ダイニングテーブルの下の空間が広がり、ルンバの掃除の効率を上げることができます。
軽く、手で持ちやすいコンパクトサイズなので力が強くない人でも簡単にテーブルに掛けれるという特徴もあります。
スッと背筋が伸びる機能美。疲れにくい姿勢に不可欠な「骨盤を立てる」動作を自然に行えるようになります。直線と曲線の程よいバランスが特徴的で、シンプルながらも洗練された存在感を放ちます。
「half chair」シリーズが暮らしのワンシーンに彩りを。
- 4脚そろえても圧迫感がない
- どんなインテリアにも溶け込む普遍的なデザイン
- どんなテーブルとも組み合わせやすい融和的なデザイン
- 背筋が自然に伸びるので姿勢がよくなる
- 軽いのでラクラク持ち上げて掃除ができる
- 脚が細いのでロボット掃除機が通りやすい
“つかいたい”をつくりたい。限りある木を、価値ある木に。
1972年創業の「WOW」は、日本6大家具産地のひとつ旭川を拠点とする国産家具メーカーです。社名には、「感嘆の言葉=Wow」と、「価値ある木=Worthy Wood」という2つの意味を込めています。
形状・サイズ・色を選択できるイージーオーダー家具をはじめ、美しい木目を活かす天然木の加工技術「突き板(つきいた)」による、創造性豊かな木製家具を得意としています。また、コンペティション受賞実績のあるデザイナー作品を製品化しております。
WOWの理念は「“つかいたい”をつくりたい」です。デザインがどれほどよくても、使われなくては意味がありません。これまでも、これからも、北海道の木にいのちを吹き込み、使い手の心に“WOW”が生まれる家具づくりを目指します。