椅子の後ろスペースはどれくらい必要?快適なダイニング空間づくりのポイント。

2023.08.10 チェア

家族での食事やちょっとした休憩のスペースになるダイニング。快適で広々としたダイニングにするために、テーブルや椅子選びはこだわりたいですよね。

ここで気を付けたいのが、椅子の後ろのスペースなどの動線を十分に確保することです。

実は、質の高いテーブルや椅子を選んだとしても、サイズや配置を間違えることで、ダイニングスペースが不自然な印象になってしまうリスクがあるのです。

そこで今回は、北海道旭川の家具メーカー「WOW」が、ダイニングスペースにおいて、椅子の後ろに必要なスペースをはじめ、ダイニングテーブルで座るときに必要になる様々なスペースについて解説します。

家具選びや配置にお悩みの方は、ぜひお役立てください。

ダイニングチェアとしても使える人気製品「half chair」

【結論】椅子の後ろスペースは最低でも90㎝あれば快適

ダイニングテーブルで椅子に座っているとき、椅子の後ろから壁までの距離が90cmあれば快適に過ごすことができると言えます。

大事なポイントは「椅子に座る人」と「椅子の後ろを通る人」のどちらにも十分なスペースが確保されていることです。

ダイニングで椅子に座って過ごすとき、それぞれの動きにおいてどれくらいスペースが必要なのか見てきましょう。

椅子の後ろスペースは最低でも90㎝あれば快適

テーブルから椅子を引くときのスペースは 75㎝が基準

椅子に座るために必要なスペースから考えると、テーブルから椅子を引くときに必要なスペースは75cmです。これは、椅子の座面をテーブルから出して、間に体を入れて座る動作を想定しています。

十分に椅子が引けないと座るときの姿勢が不自然になってしまい、立ち座りにストレスを感じてしまうのです。

座面のサイズによって必要な距離は変わってきますが、一般的に75cmの距離があれば余裕のある体勢で腰を下ろすことができるでしょう。

後ろを人が通るなら椅子と壁の距離は60㎝が必要

椅子の後ろを人が通るとき、椅子の背面から壁までに必要な距離は60cmです。

60cmの幅があれば、基本的に大人が正面を向いて通ることが可能になります。二人がすれ違ったり大きな荷物を持って運ぶスペースがほしい場合は、100cmほどの幅に余裕を持たせるといいでしょう。

ダイニング空間をもっと快適にするポイント2つ

ダイニングスペースをもっと快適なものにするために覚えておきたいポイントは、理想的なサイズのバランスでテーブルと椅子を選ぶことです。

高さ・奥行き・横幅のサイズに注意しながらテーブルや椅子を選ぶことで、ダイニングスペースがバランスの取れた印象になるでしょう。

ここでは、テーブルと椅子を選ぶうえで押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

①テーブルは一人あたり幅60cmのスペースを確保しよう

ダイニングテーブルで椅子に座って過ごすとき、一人あたり幅60×奥行き40cmのスペースがあるのが理想的です。幅60cmあれば、食事や作業のあいだも隣の人と肘が当たらずに過ごすことができます。

また、脚がぶつからないようにするために、ダイニングテーブルと椅子の間や、椅子同士の間は10cm程度空けておくとスムーズに椅子を引いて座ることができるでしょう。

②テーブルと椅子の間隔は「差尺」の計算で導きだそう

椅子の座面の高さからテーブルの天板の高さまでの距離を「差尺」といいます。自分の身体に合った差尺にすることで、食事などをするとき快適にダイニングテーブルで過ごすことができます。

具体的な計算方法は『最適な机と椅子の高さは?|身長別に高さがわかる便利な一覧表。』をご参照ください。

細かい計算をしなくても、平均的に27〜30cmを差尺の目安として考えることもできます。

椅子の後ろスペースもラクラク。コンパクトスリムの椅子なら「half chair」。

座面が一般的な椅子の約1/2「half chair」

実は、今回の記事で紹介した「椅子の後ろに必要なスペース」というのは椅子の座面の奥行きによって変わります。

ダイニングチェアをコンパクトにすることができれば、ダイニングスペースにゆとりが生まれ、開放感のある快適な暮らしを送ることができるでしょう。

「空間のゆとり」は「心のゆとり」へとつながります。

WOWの製品「half chair」は、通常の椅子よりも座面の奥行きが半分。広さに限りのあるダイニングで、スペースに余白を与えます。

サイズが小さい分、座りにくそうに思うかもしれません。しかし、このhalf chairの狭い座面は、自然と座る人の背筋を伸ばし、快適な座り心地を実現します。

「チェロやバイオリン、フルートなどクラシック音楽の奏者に適した椅子」がデザインのイメージ。人間工学に基づいた構造を持っています。

デザインを手がけたのは、国際的にプロダクトデザインを手がけるチョン・ウジン氏。

無駄がなく安定感のある佇まいのhalf chairは、デザイン面でも高い評価を得ており、2011年、国際家具デザインコンペティション旭川(IFDA)にて最高賞であるゴールドリーフ賞を受賞しています。

ダイニングチェアとしてhalf chairを使用することで、空間にゆとりをもたらすだけでなく、快適な座り心地や部屋のインテリア性を向上することもできるでしょう。

脚カットができるhalf chairはぴったりとあなたの身体に寄り添います。

1972年創業のWOWは、日本六大家具のひとつ北海道旭川を拠点とする家具メーカーです。デザイン賞を受賞したデザイナーと共同して製作した家具を取り扱っております。

グッドデザイン賞の作品をみる

WOWは幅・奥行き・脚の長さ・引き出しの数を変更するイージーカスタムや、お客様のご要望を形にして提案するカスタムオーダーを得意としています。全国からの問い合わせ・配送も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

対象の製品であれば、お好みの高さに椅子やテーブルの脚をカットすることができます。「あともうちょっと低ければ……」という、その“あともうちょっと”にしっかりお応えします。

背筋がスッと伸びて気持ちがいい設計です。
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都心のマンションにもぴったり。インテリア性も抜群です。

脚カットで高さ調整できる製品

右から「half chair」「MARCH TABLE」「スツール系全般」。

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