テーブルに掛けられるチェア。コンパクトなダイニングチェアで掃除のしやすい空間に。
2023.09.25 家具の選び方ダイニングスペースは「掃除がしにくい」。
ダイニングは家の中でも、掃除するのに手間がかかるスペースです。ダイニングセットを揃えると、床下がごちゃごちゃしてしまうため、床掃除がなかなか大変になってしまいます。
フローリングワイパーを通しにくいし、掃除機のノズルも入りにくい。キレイにしたいのに、キレイにしきれないもどかしさ。せっかく買ったロボット掃除も、ダイニングスペースではほとんど活躍できない。だんだんフラストレーションが溜まってきますよね。
インテリアの花形であるダイニングですが、快適に使い続けるためには、色々と工夫が必要そうです。
チェアをずらすのではなく、「テーブルにかける」という発想。
ダイニングスペースを掃除をするときのイライラの原因は、「チェアをいちいちズラして掃除する面倒」にあるかもしれません。けっして軽いとはいえないダイニングチェアを、前に後ろに、右に左に傾けながら、掃除機をかける。4脚あるなら、都度4回この工程を繰り返す必要があります。それを考えるだけでも面倒ですし、なにより時間がかかります。
そこであなたはきっと、「テーブルにかけられるチェア」がほしいと思ったはず。間違いありません。学校の掃除時間のときのように、ダイニングチェアをテーブルをサッとかけることができたなら、広々とした床面積を確保でき、フローリングワイパーや掃除機で汚れを一網打尽にできます。ロボット掃除だってスイスイと動き回れますね。
テーブルにかけられるチェアの条件。
では、どんなチェアが、「掃除のタイミングでテーブルにチェアをかけられるチェア」として最適なのでしょうか。ずばり、その条件は以下の3つに整理できます。
- アームがない
- 女性でもラクラク持ち上げられるほど軽い
- かさばらないスリムコンパクトなデザイン
この3つこそ、あなたのお掃除ライフをより快適にするチェアの条件です。
アームレス、軽量、スリム。理想の条件が揃った「half chair」シリーズ。
half chair op.1 half chair op.2ここで、WOWの「half chair」シリーズをご紹介します。
「half chair」シリーズは、一般的なダイニングテーブルと比べて、とてもコンパクトなサイズのチェアです。half chairは、通常のチェアよりも座面の奥行きが半分しかありませんが、見た目からは想像できない安定した座り心地です。
また、無駄を省いたシンプルな造形のため、約2.5〜3kgの軽さを実現しています。持ちやすさにもこだわっていて、背もたれ部分を手でつかめば自然と持ち上がるようにもなっています。
スッと背筋が伸びる機能美。疲れにくい姿勢に不可欠な「骨盤を立てる」動作を自然に行えるようになります。直線と曲線の程よいバランスが特徴的で、シンプルながらも洗練された存在感を放ちます。
引き出し付きのhalf chair op.2オプションで引き出しをつけることも可能です。読書がお好きな方は老眼鏡、ギターを弾く方はピックや弦を入れておくと便利ですね。
コンペティション受賞歴を持つ洗練されたデザイン
「half chair」シリーズのデザインはチョン・ウジン氏。建築や産業デザイン、家具製作を学び、多くの受賞歴を持ちます。
コンセプトは、座る人の背筋を真っすぐに保ちながら背骨を支えるチェア。チェロ奏者、バイオリニスト、フルート奏者などのクラシック音楽の奏者に適しています。座面を1/2にするという大胆な発想でオリジナリティあふれるデザインとなりました。
「Op.2」(オーパスツー)とはクラシック音楽において「第2作品」という意味です。第1作品となる「Op.1」は、ウジン氏がIFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)でゴールドリーフ賞を受賞し、その後、WOWが製品化。2013年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
座面のファブリック、サイズ、高さなど、前作「Op.1」とはまた一味違った使い心地となっています。素材はEZOASH(エゾアッシュ)、オーク、ウォールナットからお選びいただけます。いずれも樹齢100年を超える天然木を使用しています。
座面が半分なのに座りやすい設計
座面の広さがハーフサイズのhalf chairは、「なんだか座りにくそう」という印象を持たれるかもしれません。ただし、見た目から想像しにくい、自然な座り心地があります。
half chairの半分の座面は、横や後ろに姿勢が傾くことを防ぐ効果もあり、常に骨盤を立たせることで、無理のない姿勢を保つことができるのです。
腰を包むような背もたれも、姿勢が過度に崩れないようにしてくれています。
“つかいたい”をつくりたい。限りある木を、価値ある木に。
1972年創業の「WOW」は、日本6大家具産地のひとつ旭川を拠点とする国産家具メーカーです。社名には、「感嘆の言葉=Wow」と、「価値ある木=Worthy Wood」という2つの意味を込めています。
形状・サイズ・色を選択できるイージーオーダー家具をはじめ、美しい木目を活かす天然木の加工技術「突き板(つきいた)」による、創造性豊かな木製家具を得意としています。また、コンペティション受賞実績のあるデザイナー作品を製品化しております。
WOWの理念は「“つかいたい”をつくりたい」です。デザインがどれほどよくても、使われなくては意味がありません。これまでも、これからも、北海道の木にいのちを吹き込み、使い手の心に“WOW”が生まれる家具づくりを目指します。